忍者ブログ
ライトノベル、書く。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。






「ど、どうしましょう、セイさん。


薬草…」


シイがうろたえ、僕に聞いた。


「や、止めるよ。


こ、光合成の邪魔をしてはいけないし、


僕のケガ、別に大したことないから…」


僕もゲンの優しい目にプレッシャーを感じて、うろたえながら答えた。


僕の言った言葉に反応し、ゲンがこちらを向く。


「ケガ…?


セイ君、ケガを…しているのかい?」


ラーナがゲンに1歩、歩み寄る。


「そ、そうです、村長。


昨日、私を助ける時に、前脚を」


ゲンが目を見開く。


「!


あの時に。


す、すまなかった、セイ君。


助けてくれた君を、じっと優しい目で見つめてしまって。


ケガが大したことあるとか、ないとか関係ない。


遠慮なく、食べてよ」


ゲンが申し訳なさそうな表情になり、僕に薬草を食べるよう、すすめた。


「い、いえ、止めておきます。


一晩寝て、大分、良くなりました。


今は少しヒリヒリするだけです」


僕は横目で無残な姿になっている薬草をチラッと見て断った。


「そうか。


心遣い、感謝するよ、セイ君。


薬草がこんな状態でなかったら良かったけど…。


まあ、


この村でゆっくりして、


治癒していきなよ。


…では、


俺はこれで行くよ。


またね、3匹とも」


ゲンはそう言って後ろを向くと、


タッ。


飛び跳ね、茂みの中へと消えた。





この記事にコメントする
name
title
color
mail
URL
comment
pass   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret (チェックを入れると管理人だけに表示できます)
故郷の草を求めて第104話…ハラヒシバッタの村…17   *HOME*   故郷の草を求めて第102話…ハラヒシバッタの村…15




プロフィール
HN:
コウ
性別:
男性
自己紹介:
ライトノベルを書きたいと思った。
最新CM
[10/16 ナイキ スパイク]
広告


参加ランキング
下のランキングに参加しています。

人気ブログランキングへ
ブログランキング
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
他の作成中ブログ

更新情報
RSS表示パーツ

RSS表示パーツ
ブログ変更情報
イラストのサイズを、ブログ全体で、150x150から200x200に変更。
見づらさを感じてしまった。
(2012/10/16)
広告




ATOM  
ATOM 
RSS  
RSS 





PR




Copyright ©   ラーイト、ノベール。   All Rights Reserved
Design by MMIT / TemplateB3  Powered by NINJA TOOLS
忍者ブログ [PR]