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ライトノベル、書く。
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「セイさん。


おはようございます」


左から声がかかり、僕はコケにうずめていた顔を上げた。


声がした方を向くと、


ラーナがいた。


その隣には、シイの姿も。


コケの上で、くつろいでいる内に、


日が高くまで昇り、


薬草のある所に行く時間になったのだ。


「おはよう。


2匹とも」


僕はコケから這い出て、2匹に挨拶をした。


シイが頭を下げ、


「おはようございます。


セイさん。


昨日はよく眠れましたか?」


僕に言った。


僕はうなずき、シイに言う。


「ぐっすりと眠れました。


屈強なハラヒシバッタ達が、見回りをしてくれていたので」


その僕の言葉に、シイが微笑んで言う


「そうですか。


昨日の見回りは…、


確かバレック達だったと思う。


バレックは、この村で一番の力持ちなの。


心強いオスバッタの1匹よ。


では、セイさん。


昨日約束しました、薬草の所に行きましょう。


準備は良いですか?」


「はい、朝食もしっかり食べて、行ける状態です。


行きましょう」


「では、ついてきて下さい」


シイが言って、ラーナと一緒に歩き出した。


僕は2匹の後について歩く。


しばらくコケの上を歩いた後、茂みの前に到着した。


シイが振り返り、


「ここから少し入った所です」


僕に伝え、中に入った。


入って1mほど移動して、


2匹が歩みを止めた。


どうも薬草のある場所に到着したようだ。


どのような薬草があるのだろうか。


僕はワクワクしながら近付いた。


2匹の後ろまで歩いた時、


ラーナが、慌てた感じで振り向き、


僕に言った。


「や、薬草が!」


突然のことに、僕は驚いて後ずさりをする。


ラーナ、かなり慌てた感じだ。


尋常ではない雰囲気だ…よ。


シイの方を見ると、呆然となって、先を見上げていた。


僕は何が起こったのかと、その視線の先を見た。


そして、


「な…」


驚きの声をあげた。


見た先に、


思いもよらない状態になった草があったからだ。


そこにあったのは、


葉の大半が消失して、見るも無残な姿になった、


草だった。








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ライトノベルを書きたいと思った。
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(2012/10/16)
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