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ライトノベル、書く。
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ゲンの話を聞いて、シイが、あっと、声をもらす。


「そう言えば、昨日、


村のバッタ達の姿を、あまり見かけませんでした。


みんなケガをして…、薬草を食べに行っていたんですね。


一昨日の夜の風は…、


凄かったです。


私も、木の根元のくぼみで寝ていなかったら、


飛ばされていました」


シイがブルブルと体を震わせた。


ゲンが遠くを見つめ話し出す。


「夕方ぐらいの時は、風は、それ程なかったんだが、


寝て、しばらくして、段々と強くなってきた。


振り落とされそうだと思って、寝る場所を、


草の上から背の高いコケの間に変えたんだが…、


その移動が俺を救ったよ。


数時間後、


とんでもなく激しくなった風を、そのコケが防いでくれた。


だが…、


草の上で寝たままだった他のバッタ達は、


吹き飛ばされてしまっていた。


幸い、みんな無事だったが、


かなり体がボロボロに」


ゲンが悲しそうな表情になり、下を向いた。


シイが後ろを振り返って薬草を見つめ、


「それで薬草がこんなことに…」


小さく言葉をもらした。


ゲンが顔を上げ、薬草を眺める。


「でも、まぁ、葉の全部が消えてしまったわけではない。


残った葉で光合成出来るし、


この村の土の質は良いから、薬草はすぐに回復するよ。


…そういえば、


君達は、どうしてここに?


…!


もしかして、


薬草を…、


食べに来たのかい?


みんなにかじられて、


どうしようもなくヤバい状態になってしまっている、あの薬草を。


た…食べるなら、


少しぐらいだったら、


大丈夫だ…よ。


少しでも葉が残れば、


光合成、出来る…し」


言って、僕らを優しい目で見つめた。








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イラストのサイズを、ブログ全体で、150x150から200x200に変更。
見づらさを感じてしまった。
(2012/10/16)
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