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ライトノベル、書く。
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シイが、木を登るラーナを見上げ、


「近くに生えているかしら…、薬草」


つぶやいた。


僕は周りをゆっくりと見回し、


「シイさん達の村の辺りは、土の質が良くて、


たくさん植物が…、茂っています。


もしかしたら、結構、近くの場所に…」


と、シイに言った。


シイがこちらを向き、


「そうだったら良いけど…」


小さく言葉をもらした。


そして、ゆっくりと顔を上げて、ラーナの方を見た。


僕もラーナが登っている木を見上げる。


ラーナは…、


1mの高さまで、登っていた。


ラーナ、


木を登るのが、かなり速い。


さすが林育ちだ。


よく木に登って遊び、


木登りの能力を高めているようだ。


ぐんぐんと登っていく。


枝のある2mの高さまで、


それほど時間をかけず、到達してしまった。


幹から、その枝の上へ危なげなく移動する。


そして、こちらを見下ろし、





「ここから、薬草が生えていないか、見てみます」


と、僕とシイに言って、周囲を見回し始めた。


村の内側である、こちらの方向をしばらく眺めてから、


村と外との境界のある、左と右の方向を見渡す。


そして、


背を向け、村の外側の方向を見た。


その状態のまま、動きを止める。


大分、周りを確認してくれたが…、


薬草は生えていたのだろうか。


様子からすると…、


見つかっていないように思える。


残念だが…、この近辺には、薬草は…。


僕がそう思った時、


「や、薬草がありました」


ラーナが振り返って、こちらを見下ろし、薬草の発見を伝えた。





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イラストのサイズを、ブログ全体で、150x150から200x200に変更。
見づらさを感じてしまった。
(2012/10/16)
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