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ライトノベル、書く。


僕は周囲を確認した。


よく見えない…。


アカテガニの放った泡が、まだ少し目に付着していて、見えないままだ。


泡、取れてよ!


ブンブン!


僕は泡を落とそうと、首を上下左右に強く振った。


ビッ、ビッ!


泡が少しずつ取れて地面へと落ちる。


周りが大分見えるようになった。


ここは…?


僕は改めて周囲を確認した。


顔を前に向け、視界に映ったのは、





ザパ…ン。


大量の水だった。


か、川だよ。


後ろには…。


後ろを向くと、手前に段差、その先に階段が見えた。


そうか。


僕は川のある方に跳んで、1つ下の段へ降りてしまったのだ。


間違った方向に跳んでしまった。


階段とは反対の方向なのだ。


そして…、


最悪の場所に着地してしまった…よ。


ここは水際…。


背中には川があり、


僕は横か、前にしか行けない。


でも、横に回避しても、前に跳び越そうとしても、


アカテガニのあの歩行技術の高さ…だ。


それに、泡もある。


僕は…。


ザッ。


アカテガニが1つ上の段から姿を見せた。


そして、


ジャンプで下りて着地し、


「追いつめたぞ、ショウリョウバッタ」


厳しい現実を、僕に言い放った。


追いつめられてしまった…よ。


どうする、僕。


先程と同じように回避し、突破を狙うのか。


あの歩行技術と泡にあらがって。


難しい…よ。


かなりレベルが高いのだ。


では、どうする。


いっそ、川へ…跳び込むか。


僕の体は軽いので、水に浮く。


アカテガニは普通、浮かない。


川の流れは速いので、


しばらく流されれば、アカテガニからは逃げられそうに思える。


海へ流される前に、堤防に上がれば良い。


だが、本当にそれで大丈夫だろうか。


河口には、昨夜に出会ったフナのような強力な何かが潜んでいるかもしれないのだ。


襲撃される可能性は否定出来ない。


襲撃されなくても、荒波にのまれ、堤防に上がるのに失敗するというのもありそうだ。


リスクが高そうに思える。


それに、仮に上がるのに成功しても、最悪のケースがある。


アカテガニが、再び、襲撃してくるケースだ。


堤防から脱出出来たわけではなく、逆戻りしただけなのだ。


堤防近辺を移動している間は、十分にありそうだ。


そうなったら、今度こそヤバそうだ。


せっかく危険をおかして海に跳び込んだのに…。


では、他に何があるだろうか。


この危機を脱するために、僕が出来ること…は。


…。


…仕掛けてみるか。


勇気を、


精一杯の力を出して、


そして、


集中力を、


頭の回転力を高めて、


僕の方から…攻撃を。





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見づらさを感じてしまった。
(2012/10/16)
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