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ライトノベル、書く。
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シイが少し下を向き、う~んと、うなる。


「10m…。


確かに、飛び跳ねて行けば…、すぐ着けれる距離…。


移動には、それ程、時間はかからない。


問題は、薬草を食べる時だけど…、


長居しなければ、大丈夫…かな。


セイさん。


どうしましょう」


シイがこちらに顔を向け、聞いた。


「ど、どうしよう。


近くて、簡単に行けれそうに思えるけど…。


でも、危険があると思うと、本当に行っても良いのか…」


僕はどうしたら良いのか分からず、困った。


ラーナが僕に一歩近付く。


「セイさん、行きましょう。


そして、薬草をたくさん食べて下さい。


早く前脚のキズを…治して欲しいんです…」


ラーナが言い、辛そうな顔になってうつむいた。


ラーナ…?


そう…か。


ラーナは、僕にキズを負わせてしまったことに、責任を感じているのだ。


そのため、木にまで登って薬草を…。


僕のために頑張って薬草を見つけてくれたのに、


行かないのも悪い感じがしてくる…よ。


10m…。


大したことない…距離だ。


危険な種族に襲われる可能性は、


そんなに高くないと思う。


よし。


「ラーナさん、薬草を見つけてくれて、ありがとう。


薬草の生えている場所へ、行こう」


僕は意を決し、


ラーナが見つけてくれた薬草の生えている場所に、


行くことを伝えた。


ラーナが少し表情を明るくし、うなずく。


「では…、


薬草の生えている場所へ、行きます。


私の後についてきて下さい」


僕とシイがうなずいた。


ラーナはそれを確認すると、


タッ。


村の外側へ向かって、跳んだ。








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イラストのサイズを、ブログ全体で、150x150から200x200に変更。
見づらさを感じてしまった。
(2012/10/16)
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