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ライトノベル、書く。
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僕の叫びにラーナが、





「そ、そんな…。


セイさんを1匹にして逃げるなんて、


そんなこと…出来ないよ」


つぶやき、うつむいた。


「ラ…ラーナさん…。


い…いけないよ!


体の小さな君がここにいては…!


もしクロヤマアリの攻撃を食らったら…。


僕のことは構わず…」


ザッ!


クロヤマアリが右前脚で近くの草を踏んで、僕の言葉をさえぎった。


「ちっ、ショウリョウバッタ。


余計なことを言いやがって。


ハラヒシバッタが遠くに逃げないうちに、


さっさとお前を倒してくれるわ!」


言って、先程よりも素早く僕に向かって歩き出した。


く、来るよ、クロヤマアリが!


ど…どうしよう。


相手は戦闘経験の多そうなクロヤマアリ…。


それに対し、僕はおとなしく生きてきたショウリョウバッタ。


まともに闘ったら、やられてしまう。


い…いけないよ、それでは。


ラーナがこの場に残っているのだ。


僕がやられたら、ラーナがクロヤマアリに襲われてしまうのだ。


なんとかして、抗わないと。


僕は迫ってくるクロヤマアリをじっと見つめた。


前脚、触角、目に視線が移り、


最後にアゴを見た。


…よし。


クロヤマアリのアゴの動きに神経を集中し、


かまれないよう気を付けて闘っていこう。


アゴはクロヤマアリの武器。


自分より大きな相手も運べる、強力なものだ。


かまれたら、かなりのダメージを負う。


数度かまれたら、戦闘不能だ。


そうならないよう、アゴの攻撃を食らわないようにするぞ。


そうすれば、勝機があるように思える。


体格差があるため、アゴ以外の攻撃は、


耐えられるように思えるのだ。


よ…し、アゴに注意して抗って、


クロヤマアリに引いてもらうぞ!





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イラストのサイズを、ブログ全体で、150x150から200x200に変更。
見づらさを感じてしまった。
(2012/10/16)
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