「じゃあ、最初のジャンプは軽めにいくよ。
3…2…1…ジャンプ!」
タッ。
レイちゃんの掛け声に合わせて3匹が真上に一斉に軽めの力で飛び跳ねた。
3匹の体が10cmほど飛び上がって、地面へと戻る。
「次は思い切りジャンプだ。
3…2…1…ハイジャンプ!」
タッ!
レイちゃんの掛け声に合わせて3匹が真上に一斉に力いっぱい飛び跳ねた。
体が20cmほど飛び上がった後、地面へと戻った。
「3匹とも大分高く跳べたね。
随分、脚力がついてきているよ」
レイちゃんの言葉に僕とイナコちゃんがうなずいた。
「本当、そうだよ。
僕達が最初に遊んだ時は5cmも跳べなかったけど、
1ヵ月ずっと3匹で飛び跳ねて遊んで、後ろ脚が大分鍛えられた」
僕は言って、自分の後ろ脚を見た。
「ほとんど毎日飛び跳ねて遊んだからね。
今日も3匹、後ろ脚が疲れ切るまで跳んで遊ぼう!」
イナコちゃんの気合いの入った声に、僕とレイちゃんは笑顔でうなずいた。