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ライトノベル、書く。
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「あっ!


ラーナ…。


ショウリョウバッタさん。


ラーナがいます…。


ラーナ…。


ラーナ!」


僕の後ろからハラヒシバッタの女の子が、奥にいる女の子、ラーナを呼んだ。


「あっ…。


シイ…。


シイ!」


その声に反応し、ラーナが外に出てきた。


「おお…!


ラーナが、外に!」


ハラヒシバッタのオスが喜びの声を上げる。


「良かった!」


「一時はどうなることかと…」


周りにいるハラヒシバッタ達も喜びの声を上げた。


ラーナが目に涙をため、


「大きな音がして、起きたら、周りが真っ暗で…。


何も見えなくて…。


草の下に閉じ込められていることに気付いた時は、


もう…駄目かと思いました。


出ることが出来て本当に良かったです。


でも、どうして私は出ることが出来たのでしょうか。


あんなにたくさんの草の下にいたのに…」


振り返って草を見つめ、言った。


「こちらのショウリョウバッタさんが助けてくれたの。


草を懸命にかじり、脱出口を作ってくれたの」


シイが僕を見て、言った。


ラーナが僕の方を向き、





「こちらのショウリョウバッタさんが…。


私が外に出られるよう、


あの丈夫そうな草をかじり、


道を作ってくれたのですか…。


大変なことをさせてしまい、すいません…。


お陰で、助かりました。


ありがとう…、ショウリョウバッタさん」


言った。


「いえ…。


僕はお腹が空いていたので、


草をかじることは、苦ではありませんでした。


本当、無事で良かったです」





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イラストのサイズを、ブログ全体で、150x150から200x200に変更。
見づらさを感じてしまった。
(2012/10/16)
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