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ライトノベル、書く。
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ハラヒシバッタ。


小柄なバッタだ。


視界の先にいるハラヒシバッタは体長5mm程。


僕は3cm程なので、大分、体格差がある。


僕が暮らしていた草地にも、彼らはたくさん住んでいた。


おとなしくて温厚な種族だ。


一体、どうしたのだろうか。


周りを見ると、ハラヒシバッタが他にもたくさんいる。


地面に落ちている木の枝の周囲に集まっているようだ。


僕は、


ガサ。


茂みから出て、


「ハラヒシバッタさん。


何かあったのですか?」


と、目の前の女の子のハラヒシバッタに聞いた。





彼女は僕を見て、


驚いた表情になり、


「あっ!


ショウリョウバッタさん!


そ、そうなんです。


大変なことになってしまって…。


私の友達が倒れた枝の下敷きになってしまったんです。


幸いけがは無いようなのですが、


枝の下に多くの草が横倒しになっていて、


それが邪魔して助けることが出来ないんです!」


と、言った。


「えっ!


そんな!」


僕は驚きの声をもらし、先にある枝を見た。


昨夜は、風が大分強かった…。


だから、多くの草が横倒しになったのだ。


そして、運悪く、その上に強風で折れた枝が落ちてしまった…。


「おい、そこのショウリョウバッタ!


手伝ってくれないだろうか!


体の小さい俺達の力だけでは、この草をどけられないんだ!」


枝の近くにいるオスのハラヒシバッタが僕に言った。


「わ、分かりました」


僕はうなずき、枝へと向かった。





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イラストのサイズを、ブログ全体で、150x150から200x200に変更。
見づらさを感じてしまった。
(2012/10/16)
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